|
「ほんまもんの木の家」を作るまでのご苦労話。 化学物質過敏症に悩まされるようになったIC(インテリアコーディネーター)のYさん。 化学物質だらけのショップや、新築するために見にいった ハウジングセンターなどのハウスメーカーのモデルハウスでも 一歩も中に入れないほど過敏だったそうだ。 ひどい場所では、「空気がヘドロ」と思われるほど 血流が滞って、身体ががちがちになり、 涙がでたり、頭痛がしたりという状況だったそうだ。 新築すると決めてから、まずは土地探し。 条件なしのころよい土地をみつけるのが一苦労だったと。 土地が見つかったら次には工務店探し。 建築はそう詳しくはないけど、ICであれば間取りくらいはプランできるし 建築士さんに頼んだときの設計料分を材料費にまわそうと 直接工務店さんに頼むことにしたのです。 雑誌などで、「無添加住宅」とか「健康住宅」とか「エコ住宅」とか そういうキーワードで探していったのだそうですが、 これが、結構「言ってるだけ」というところも多かったそうで、 ほんものの工務店さんをみきわめるのが難しかったらしい。 最終的に4社にしぼって、相見積り。 結果一番金額の高かった工務店さんに決定。 この工務店さんだけがいわゆる「健康住宅」を売りにしていなかったそうです。 昔ながらの材料を使って、昔ながらの工法を守り続けていたら それが身体にやさしい住宅だったというだけのことだと。 通常ある部分は使っている合板などは無垢の板に変えてくれ 少しでも化学物質が検出されそうなものは、いちいちサンプルをとって Yさんに大丈夫かどうか確認してから決めるという手順も 普通にふんでくれたのだという。 化学物質のバロメーターのようなYさんの「認定」がおりたと 喜ぶメーカーさんもあったそうだ。 そうして出来た「ほんまもんの木の家」 防蟻剤は使えないので、土台にはふんだんにひのきを使っている。 床は唐松が敷かれていますが、そのすぐ下の下地も桧の無垢板。 なんと贅沢なことか! 壁にはシラス(火山灰)による左官仕上げ。 珪藻土では、つなぎに樹脂がつかわれることもあり、症状が出たのだそうだ。 柱は奈良吉野の桧 梁は和歌山龍神の杉 どうしても使わざるをえない木工ボンドはグリーンスピリットマークという 13の化学物質を使用しない商品につけられるマーク付き。 もちろんYさんの「認定」済み すべて排除は今の世の中難しいのかもしれませんが、 普通の建売住宅の何割減できたのでしょうか? かなり高い割合じゃないかと思われる。 玄関を入ると木を活かした和のアレンジで 落ち着いたLDKが広がる。 11月に竣工したというのに、ほんとにいわゆる新築のにおいがしない。 なんというか、やわらか〜い空気感を感じました。 カーテンレールはヨコタのWA-beシリーズの南部鉄六角ぎぼし。 新作発表で見て以来、実際に使われているのをはじめてみました。 このきぼし、とても手間隙かけられているんですよねえ。 キッチンは、基本的にどこのメーカーも合板の箱体で構成されているので どこのSRに行っても入れなかったそうです。 唯一大丈夫だったのが、ホーローのタカラスタンダード。 それも、オールホーローは一番高いシリーズだけだと。 費用を抑えるために一部既製品で、一部ご自身でデザインして大工さんに 組みたててもらったという。 TVボードとテーブル類も大工さん作。 この家に住むようになって、外で頭痛に見舞われても 帰ってしばらくするとおさまるようになったのだそうだ。 化学物質過敏症は、住宅だけの問題ではないけども、 誰でもいつでも発症しうる環境に生活しているからには、 少しでも身の回りから遠ざける意識を持っているにこしたことはない。 誰もがYさん宅のような住まいに住めるわけではないのが 悲しい現実なんですよね。 私も極力新建材を避けて、人体への負担の少ない住まいを 心がけていますけど、住まい手の方にそういう意識がないこともあります。 自分は大丈夫、と思っちゃうんですよね、誰だって。 |
| << 前記事(2008/05/14) | トップへ | 後記事(2008/05/19)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
その節は忙しい中、参加してくれてありがとう。 |
りとるらっく 2008/05/19 00:29 |
りとるらっくさん。先日はご案内ありがとうございました。ほんとに勉強になりました。 |
セロ 2008/05/19 10:54 |
| << 前記事(2008/05/14) | トップへ | 後記事(2008/05/19)>> |